お笑いコンビのキングコングは、梶原さんのユーチューブはチャンネル登録をしていたが、今回初めて西野さんの本、夢と金を読んでみた。
特に印象に残った内容は、下記3つである。本書の内容を自分なりに解釈し、表現方法を変えて感想を述べたいと思う。
①販売品に対してファンと、販売人に対してのファンの違いを理解する。
製品を購入する時には、その製品を購入する人と、その製品を作ったり売ったりしている人から買う場合がある。美味しいラーメンを食べたいのか、〇〇さんが作ったラーメンを食べたいのかの違いである。そして、クラウドファンディングを行う場合、その相手が、熱狂的な製品のフアンなのか、その人を応援したいのかの違いを理解する必要がある。
あるミュージシャンのコンサートが行われたとする。通常1万円のチケットの所、10万円のチケットを販売する際、熱狂的な演奏のフアンに対しては、最前列の席を用意すると良い。一方、その演奏に興味があるというより、その演奏者を応援したいという人に対しては、同じ10万円のチケットでも、一番後ろに広めの席を用意すると良い。そうすれば、全体を眺めることができる。
演奏者を応援している人にとっては返礼品よりも、そのお金を事業拡大資金として使用してもらいたいと思っているはずだ。
②プレミアムとラグジュアリーの違いを理解する。
プレミアムは、品質を良くしたことにより、高級になった製品である。一方、ラグジュアリーは品質はもちろん良いのだが、その品質以上に値段が高くなり、所有していることに意味があるものだ。ブランドのGUCCIは、品質が良いのは当たり前だが、品質以上に所有していることに意味がでてくる。
また値段設定方法も異なる。プレミアムな製品は、お客さんが値段を決めることとなる。これだけの高機能が備わっているのだから、〇〇円高くても買うけど、〇〇円以上だと買わないといった状況。一方、ラグジュアリー製品は、高機能に対しての支払いではないので、販売側が設定した値段で購入することなる。(その製品を持つ意味と、現在所有しているお金との比較検証)
このラグジュアリー製品を買う意味が高くなるのは、知名度が高く、品数が少ない場合である。GUCCIが銀座の一等地や表参道にあるのは、知名度を上げるため。またある画家は、すでに売れてしまった一点ものの絵を展示会パンフレットの表紙に使用するそうだ。そして滅多に購入できない製品であれば、価値はどんどん上がる。
ラグジュアリーな製品を作れる様になれば、大量生産をして時間に追われる日々から抜け出すことができる。
③稼がせる家を作る。
多くの人にとって家は資産ではなく、負債となる。それは家が何も稼がないからだ。
大阪と東京を2拠点生活する西野さんは、大阪の家を本の表紙の様な魅力あるデザインで作り、西野さんが不在の時には、家を貸し出して、収益を得る仕組みを作ったとのこと。
おまけ
もう一つ、おまけ。
悪い借金と、良い借金の違いについて。悪い借金は浪費のためにお金を借りること。一方良い借金は、資産を産んでくれる借金のこと。
ある家の親が自分の息子に、掃除機をかけたら1日500円お小遣いを渡すと言いました。その際、対応方法は3通り。
①大人になるまで毎日ずっと自分で掃除機をかけて500円もらう。
②80日間掃除機をかけたら、秘密の道具を買う(80日x500円=4万円)。その後は、何もぜずに500円もらう。
③すぐに、おじいちゃんから4万円かりて、秘密の道具を買う。おじいちゃんへは毎日500円ずつ(90日間)返済する。
これ、面白いですよね😄